念仏宗無量寿寺(念佛宗) 佛教之王堂 社寺建築「聖徳太子殿」

念仏宗無量寿寺佛教之王堂の聖徳太子殿の堂内は非公開のため、この動画の中でしか堂内の様子を見ることができません。聖徳太子殿の内外に施されている装飾は韓国の伝統的な装飾で、念仏宗無量寿寺佛教之王堂の特徴の一つです。空の澄んだ青と山々の中に凛とそびえる外観はため息が出るほどの美しさですが、内部の繊細な装飾の数々は神聖で身が引き締まります。仏教を信仰している方だけでなく、宗教建築が好きな方も是非ご覧ください。

動画URL:念仏宗無量寿寺(念佛宗) 佛教之王堂 社寺建築「聖徳太子殿」

聖徳太子殿の彩色

聖徳太子殿に施されている美しい彩色は、陰陽五行という思想に基づいた、青、赤、黄、白、黒を基調とした韓国の彩色で、丹青(タンチョン)といいます。陰陽五行とは、自然界に存在する全てのものは陰と陽に分けられ、どちらか一つでは存在しえないという中国の古くからある思想と、全てのものは木、火、土、金、水の5つの要素で成り立ち、これらが循環することで自然界が構成されているという思想があわさったものです。丹青は韓国の長い歴史の中で培われた文化の一つとなっており、寺院仏閣だけでなく、工芸品などにも使われています。また、龍や雲、蓮の花など、日本の寺院でもよく見かけるモチーフのものが多いようです。民族衣装のチマチョゴリも同じ色使いが用いられています。

日本の仏閣と韓国の仏閣

日本と韓国に伝来した仏教はどちらも中国文化を汲んだものであるために、仏閣の作りが非常によく似ています。しかしもちろん文化や土地の特性の違いから異なる点も存在します。一つは、韓国の仏閣には石造りが多用されている点です。この理由は簡単で、韓国は日本とは違って地震などの災害が少ないことにあります。もう一つは、木造建築に施された色彩の違いです。塗装は建物の保護のために施されますが、日本の仏閣には色彩のないシンプルなものが多く、韓国の丹青とは対照的です。韓国では陰陽五行に基づいた丹青を施すことによって、「邪を避けて幸福を招く」という意味があるのです。念仏宗無量寿寺佛教之王堂の聖徳太子殿は丹青を用いて華やかに装飾されています。同じ仏教国である韓国の文化を取り入れて、仏教の原点に近づこうという信念を垣間見ることができます。

仏教国三国の融合

念仏宗無量寿寺佛教之王堂の聖徳太子殿は、韓国の重要無形文化財である李萬奉師と直弟子の洪昌源師によって手掛けられた韓国の伝統的な彩色である丹青が施され、この動画では見る事ができませんが中国工芸美術大師のSheGuoPing仏師が制作した聖徳太子像が奉安されています。他にも念仏宗無量寿寺佛教之王堂の境内では日中韓それぞれの伝統文化である石像や絵、彩色を目にすることができます。元来、仏教とはお釈迦様の説かれた唯一無二のものでした。しかし弟子によって多くの人々や国に伝えられるに従って解釈の仕方や文化の違いによって派生し、多くの宗派に分かれていきました。念仏宗では、お釈迦様の教えという原点に立ち返るために、仏教三国である日中韓の伝統文化を取り入れた念仏宗無量寿寺佛教之王堂を建立し、真の仏教を目指しているのです。

まとめ

念仏宗無量寿寺佛教之王堂では非公開である聖徳太子殿の堂内の動画には、何とも神秘的で細部まで美しい韓国の彩色を見ることができます。途中くるくるとアングルが変わる様子は、あまりの美しさに引き込まれてしまいそうな感覚さえ覚えます。自然に囲まれて静かで落ち着いた雰囲気とは別の、神聖な念仏宗無量寿寺の一面を見ることができる動画です。

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