念仏宗無量寿寺(念佛宗)「Bigtemplebell和鐘世界最大級」

日本人にとって鐘というものは、特別な意味合いがあります。最もポピュラーなのが除夜の鐘です。108回、鐘を鳴らし煩悩を取り除くという意味があるのです。念仏宗でも毎年、除夜の鐘として和鐘を突き新しい年を迎えています。ちなみにこの和鐘ですが、世界で最も大きな鐘となり、大変珍しいものだといわれています。和鐘はもちろんですが、北鐘楼に施された美しい彫刻も紹介していますので、この動画を通じて心を鎮めることができるのではないでしょうか。

動画URL:念仏宗無量寿寺(念佛宗)「Bigtemplebell和鐘世界最大級」

鐘楼とは何か

鐘楼というのは簡単に言うと鐘を突くために設置されたお堂のことです。念仏宗総本山には北南の両方に鐘楼が立地しています。そもそもこの鐘楼はどんな意味があるのでしょうか。鐘楼の多くが祇園精舎というところをモチーフにしています。この祇園精舎には病気やけが人を治療する無常院という施設があります。無常院では死人がでると鐘を突き、死者を弔っていたのです。有名な書物の中に、「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり」という詩があり、これにはこの世の中に変わらないものは何一つないと謳っています。そのときの無常院が形を変え、現代で鐘楼と呼ばれるようになりました。尚、日本では鐘楼と呼ばれていますが、外国ではチャペルと呼ばれお祝いの際に利用されています。

除夜の鐘として使われています

除夜の鐘というのは、大晦日に鐘を突き新しい年を迎えるというものです。回数は決まっており、人間の煩悩の数である108回です。寺院などで行い、毎年のイベントとなっているのですが実は念仏宗総本山にも和鐘があります。しかも世界最大級の大きさであり、重さは48トンです。参道の階段を登るとそこには石畳があり、両脇に2つの鐘楼があります。ちなみにこの和鐘は伝統技法である双型法によって製作された口径十尺八寸の和鐘で、両脇の二つをもって一組とされています。重低音が鳴り響き、あたりの雰囲気を厳かにしてくれるといわれているのです。念仏宗ではこの和鐘を21時あたりから打ち始め、終了するのは3時ごろになります。動画にはその一部始終がアップされているので、ぜひ視聴してみてください。

美しい彫刻に注目しよう

動画の後半になると和鐘だけではなく、鐘楼の様子がわかるように引いたアングルになります。そのときに見えるのが、美しい彫刻の数々です。石畳に彫られている蓮の花をモチーフにした彫刻は、大変繊細です。蓮というのは仏教でよく使われているのですが、泥の中から美しい花を咲かせることで、現世の苦難を断ち切り悟りを開くことが連想できます。また鐘楼の柱から、和鐘を見下ろしている仁王像からは、力強さを感じることができます。仁王像は仏教を害するものを排除してくれる役目があり、同じように狛犬も魔よけの役割をしてくれているのです。他にも柱に施されている彫刻の数々に注目することで、より仏教の教えを深く知ることができるのではないでしょうか。

まとめ

日本でなじみ深い除夜の鐘。もちろん念仏宗総本山でも、大晦日21時あたりから鐘を鳴らし始めます。この和鐘は世界最大級の大きさで48トンという重さを誇っています。音色は心に響くような美しい重低音です。そもそもこの鐘楼というのは無常院という、療養所から始まりました。そこでは死者がでると鐘を鳴らし、弔っていたのです。それが形を変え、鐘楼となります。また鐘楼の周りには見事な彫刻が施されていますが、これには悪いものを寄せ付けない魔よけの意味があります。

この記事をシェアする